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コイボクシュメナシュンベツ川~楽古岳(1472m)=2016年7月24日

コイボクシュメナシュンベツ川右股~楽古岳(1472㍍)=2016年7月24日(前泊・楽古山荘)

◆メンバー
フナ、イナ、半ちゃん、kuroneko(4人)
◆タイム
楽古山荘5:22➡c530二股6:19/6:30➡c780二股8:00/8:25➡c1280ドラム缶10:35➡札楽古への登山道11:02➡楽古岳山頂11:18/11:59➡楽古山荘14:10

コイボクシュメナシュンベツ川の核心部はc780から連なる連瀑登りだ。これでもか、これでもかと滝が連なる。ザイル不要な易しいクライミングだが、滑ったら転落距離が長くなる。ミスは許されない。
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 コイボクシュメナシュンベツ川は、アイヌ語を思いっきり咀嚼して解釈すれば、「東西を流れる川の西の川」という意味を持つ川だ。メナシュンベツ川(東西を流れる川)のコイボク(西側の)川を意味していると思われる。
 しかし、国土地理院の地形図では長い間、「ニクボシュメシュウベツ川」という意味不明の表記が付けられていた。浦河町が役場にあった手書き原図に書かれていた表記を国土地理院に伝える際、誤った表記で伝え、それが長く地形図上で生きていたというのが真相だ。手書きゆえの間違いだ。記載間違いなのか、判読間違いだったのかは定かではない。日高山脈の登山路ルート開拓をしてきた北大山岳部のOB組織「北大山の会」が2012年7月、国土地理院に「訂正」を求めたことがきっかけとなり、同年11月、ウェブ版の地形図から訂正された経緯がある。手元にある紙地図は「ニクボシュメシュウベツ川」のままだ。
 7月上旬の計画が豪雨で登山道登山に切り替えたため、リベンジ、リトライ山行だった。久々に曰く因縁付きの沢のクラシックルートをたどり、南日高の最高峰・楽古岳を踏んだ。今月2回目の楽古岳山頂からは見事な雲海を見ることができ、胸のつかえを解消した。

◆この日の軌跡。沿面歩行距離16.451㌔
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◆この日のエッセンス


◆山行記
 Ⅿ夫妻が急きょ不参加となり、4人の山行となった。
 23日17時過ぎに楽古山荘に入り、手巻き寿司の宴会準備をしていたら、HYMLのgan軍団12人が大挙到着し、一気に賑やかな夜となる。「白老川大星沢右股~白滝交流橋~白老川白老滝~三重ノ沢」遡行を終えて、24日は野塚トンネル脇の「ニオベツ川~野塚岳」に備えての山荘泊まりという。

一夜お世話になった楽古山荘。管理の行き届いた快適な小舎だ。所有する浦河町や管理する浦河山岳会には感謝の言葉しかない。山荘手前の断崖地に付けられた林道が崩壊しないで、いつまでも通行できることを祈るばかりだ。
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賑やかだったgan軍団(楽古山荘)
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24日は朝からすっきりした青空が広がった。gan軍団が車で山荘前を出発後、われわれ4人もスタート。十勝岳の稜線が青空に映えて美しい。山荘前からコイボクシュメナシュンベツ川左岸の林道跡(踏み跡)を進む。十勝岳登路となる沢との分岐、c530分岐までは左岸、右岸の河畔林に踏み跡が続いている。踏み跡をたどり、しばらく河原歩きをしたあと、c600超の釜持ちの滝からが遡行本番となる。

楽古山荘からの河畔林の切れ目には草原も広がる
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右上のバンドに上がれば簡単にクリアできる
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このあといくつか小滝や釜が断続する
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 その後、小滝や釜がいくつか続き、やがてc750くらいから激しい崩壊地に入り、大量の堆石が沢を埋めて、水流は伏流して見えなくなる。8年前に来た時に比べて、ここの地形の変化が著しく感じた。
 やがて水流は復活し、前方に左に大きな滝、右に斜度の緩い滝になった二股に達する。

伏流地帯(c700~780)に雪渓が残っていた
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伏流地帯の先にc780二股。右股が山頂につながる沢筋だ。沢本流はこの二股でほぼ直角に曲がる
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 GPSの位置と実地形が違っていたため、山頂に突き上げる沢がもっと手前と勘違いしてしまい、引き返しをして地形を偵察したため、30分強の時間ロスを犯す。
 結局、この二股c780の右股が正解だった。右股は出だしから怒涛のナメ滝となる。高度感のある登りは適度なクライミングを楽しめる。

c780から右股へ。怒涛の滝登りが始まる
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 水流が細くなるようになり、振り返れば、十勝岳やオムシャヌプリの稜線がのぞめた。

十勝岳(左)が眼前に広がる。その向こうに双耳峰のオムシャヌプリ
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 c1160付近で水流は枯れ、ガレ場を詰めて行くとc1280で沢筋に挟まったドラム缶が出てくれば、最短の正しいルートだ。

正しいルートの証と言えるドラム缶。8年前同様、残っていた
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源頭の光景
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 あとは藪漕ぎなしで札楽古から山頂に向かう登山道にぶつかる。このころには稜線の日高側は雲で覆われ、十勝平野側は一面の低い雲海が広がっていた。

稜線から見た十勝側の雲海
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楽古岳山頂にて
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15分歩いて楽古岳山頂に達し、1時間近く、山頂で日高側のガスが晴れるのを待つも、ガスは晴れてくれなかった。あとは登山道を使って下山した。ちなみに、この登山道は計6回の渡渉がある。小屋に一番近い渡渉はコンクリート堤の上を行くが、あとは沢で足を濡らすことになる。

 登山道がつけられているメナシュンベツ川沿いの河畔林は、シダが生い茂り、異空間の雰囲気を醸し出している
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by babishe2009 | 2016-07-26 00:03 | | Comments(0)

平日山行部 7月企画山行

今年度より平日山行部に配属になったTKBです!
平日山行部7月の企画山行は『無意根山で激うまラーメンを食べよう!!!!かっこ
羊蹄山を見ながら激うまラーメンをみんなで頂きました〜♪(´ε` )
山頂で食べるラーメンは何でこんなに美味いんだろ〜!!!
もちろん店で食べても美味しいんだけどね!!!笑
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by babishe2009 | 2016-07-12 18:41 | 平日山行部 | Comments(0)
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札幌発バビシェ・マウンテン・クラブの活動記録です


by babishe2009
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