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赤いニペを見る「ぜいたく山行」ニペソツ山(2013㍍)=2014年9月20~21日

紅葉と白銀と、そして赤いニペ~秋のニペソツ山「ぜいたく」山行=2014年9月20~21日

◆メンバー(10人)
ヒト民、まべっち、フナ、まなみー、フク、ちーやん、チャッケ、ノン、こーだま、kuroneko
◆タイム
20日(土) 杉沢出合10:33⇒前天狗C①14:45
21日(日) 前天狗C①5:15⇒ニペソツ山山頂6:45\7:23⇒前天狗C①8:45\9:50⇒杉沢出合12:40

テン場(前天狗)から見た朝日に染まる赤いニペ。中間にあるのが天狗岳
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テン場から見た日の出。阿寒連峰の左脇から上がった。ご来光の右側、左から順に雄阿寒岳、フップシ岳、雌阿寒岳、阿寒富士が見える
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二ぺ登頂の喜びを表現
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2日間の軌跡
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 国内で最も東にある2000㍍峰・ニペソツ山(2013㍍)。二ぺが赤く染まる光景を見ることを称して「ぜいたく山行」と称する。当初、杉沢出合での前泊日帰りを考えていたが、どうせ行くなら、ご来光、朝日に染まる赤い二ぺを見たいと、稜線泊の計画に切り替えた。
 杉沢出合に泊まったら、このぜいたくは期待できない。前週の初冠雪以来の悪天で雪を覚悟して装備もそろえて臨んだが、東大雪だけは雪は消えていた。表大雪、トムラウシ、十勝連峰は稜線が白く輝いており、同じ2000㍍峰でも東に位置する分、二ぺは雪が少ないのか。
 道東に近いので、この時期、稜線なら5時前でも十分明るい。昨年の同じ時期に行った某Eさんの記録「稜線泊のぜいたく山行」「朝日に染まるニペソツ」に触発された。
 ネックはテン場だった。10人なのでジャンボテント(6~7人)と3~4人テントを張る必要があった。Eさんからもこの点はアドバイスをいただき、前天狗のキャンプ指定地には適地は一か所しかないとのことだった。先客がいないことを祈りつつ、先客がいれば適地外も含めて探す覚悟でのぞんだ。結果的には、Eさんの助言通りの場所に2張り。トイレブースにも近く、ぜいたく山行の前提は何とかクリアできた。水上げと携帯トイレは必携である。ナキウサギのすみかにも近く、何より360度の展望が期待できる絶好の場所である。
 テン場指定地には他には1人テントなら何とか張れそうな場所はあったが、それ以上の大きさになると、難しいかもしれない。
 20日午前、16ノ沢コース・杉沢出合に着いた時には、すでに日帰り登山客は出発した後だった。その駐車の多さは半端でなかった。昨年の標高年ニペソツブームはまだ続いている感じだった。2007年9月下旬に来た時は誰とも遭遇しなかったのだが。
 20日は前天狗まで。途中、軽荷の日帰り登山者と頻繁に遭遇。重荷への同情からか、いろいろと声を掛けていただいた。幸い、二ぺを拝める前天狗には先客はいなかった。あとで単独男性が到着。特等席を2張り先約させていただき、申し訳ない限りだ。夕方からはガスがかかり、二ぺは姿を消した。稜線宴会たけなわの夜、テントの外に出たメンバーから歓声が上がる。満点の星がきらめき、糠平温泉や帯広のマチの明かりがちらちら見える。
 翌21日は期待通り、雲一つない絶好の天気。テントで食事中、4時半には東の空が明るみ、5時過ぎにご来光を拝むことができた。出発時には、朝日を浴びて赤いニペソツも見ることができた。その向こうには白銀の表大雪やトムラウシ。二ぺの山頂からは360度の大絶景。東は阿寒連峰、西は暑寒連峰も遠望できた。ナキウサギとも会うことができた。これほど、すべてが思惑通りにことが進むとはなんとラッキーか。山頂で後続の単独男性と喜びを分かち合う。
 帰路、多くの日帰り登山者に出会うが、一番早い人で、5時半に杉沢出合を出発したようだった。終日、雲一つない天気に恵まれ、天気に感謝。20日夕、21日朝の豪華な食事を用意し、稜線宴会を支えてくれた食糧担当にも感謝。下山後はぬかびら湖畔のタウシュベツ橋梁を見物し、糠平温泉「中村屋」で汗を流して、上士幌町のハーブ喫茶「TEEPEE」(ティーピー)で食事、評判の道の駅「ピア21しほろ」のプレミアムソフトクリームを食し、帰札した。
登山口・杉沢出合を出発
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小天狗の岩場「大岩」の通過。奥に見えるのがテン場がある前天狗
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前天狗のテン場。後から来られた単独男性のテント(左側)を入れて3張り。その左奥にトイレブース
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テン場から拝んだ「ご来光」
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朝日に染まる赤いニペソツを目指して
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雪をいただく表大雪
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同じく雪をいただくトムラウシ。13~15日に登った時には紅葉の盛りだったのに
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ニペソツ山頂を目指して
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山頂までの最後の登り
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隣のウペペサンケ山が指呼の間に
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ニペソツ山山頂で
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白銀に輝く表大雪、トムラウシを見ながら下山へ
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ニペ側から見た天狗岳。名前の由来が分かる山容だ
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小天狗から下が紅葉の盛りだった。色づくナナカマド
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色づくイタヤカエデ
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by babishe2009 | 2014-09-23 01:26 | 尾根 | Comments(0)

ユウトムラウシ川~トムラウシ山(2141㍍)=2014年9月13~15日

「大雪山系・ユウトムラウシ川~トムラウシ山」
 =2014年9月13日~15日
◆メンバー(8人) shogo、ヒス民、フナコッシ、タナカン、ヒト民、おのっち、伊豆民、黒猫
◆タイム(3日間の総歩行距離・約35㌔)
9月13日
トムラウシ自然休養林野営場8:00⇒入渓地点(c800)9:00\9:20⇒c1050<釣りタイム>13:15\14:15⇒c1080幕営地C①14:40
9月14日
c1080幕営地6:00⇒2段の滝7:45\9:50⇒三川台近くの登山道13:25\13;50⇒南沼キャンプ指定地C②16:40
9月15日
トムラウシ山アタック5:00\6:10、南沼キャンプ指定地8:30⇒短縮路登山口13:45<下山>

「ユウトムラウシ花園」(ユウトムラウシ川源頭)
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動画



ユウトムラウシ川は十勝川の支流。トムラウシ温泉の脇を流れている。露天風呂から見下ろすと、水量の多い川というのがよく分かる。
昨年9月の3連休に計画したが、悪天で断念した経緯があり、2年越しの計画だった。過去にいろいろな記録が散見されるが、原始性を十分に醸し、人の気配があまり感じられない名渓だと感じる。トムラウシ川同様、水量が多い沢だが、部分的に河原がないところが少なくなく、増水時には逃げ場がないという印象を受けた。釣り人の痕跡が感じられないのでもそうした理由からか。
沢自体は1泊2日で抜けることができるが、C1270の「2段の滝」の通過がネックになる。

3日間の軌跡
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 13日は直前まで予想しにくい天気で、代替山行を別途2つ用意してやきもきしながらトムラウシ温泉に入った。12日までの降雨量はさほどでなく、ユウトムラウシ川の増水のリスクもないと判断し、当初計画通りとしてスタートした。
 トムラウシ山の短縮登山口に車2台をデポして、8人でトムラウシ自然休養林野営場をスタートする。13日は曇りだったが、雨雲が入ってくる可能性も否定できず、下流域の渡渉地帯は早く抜けたく、時間を気にしながら林道跡を行き、支沢を使って本流C800地点付近に降り立ち入渓。
 下流域はひたすら渡渉を繰り返す。せいぜいひざ上くらいだが、水量が多いため水圧があって、ストックがないと足元をすくわれそうになる。釣りの時間を十分に取りたかったのでC1050付近で1時間、釣りで遊んだ。小ぶりだがオショロコマが次々と上がる。上流にテン場適地がないと紹介されていたので、よさげに見えたC1080付近をC①とした。
 翌14日は、うす雲はかかっていたが、晴れ模様。C1270で「2段の滝」にぶつかる。1段目12㍍、2段目7~8㍍か。1段目でロープを出した。安全を期して、荷物をもう一本のロープで引き揚げ、全員空身で。結局、8人が通過するのに2時間ちょっとかかった。人数が人数なので、まあこんなものだろうか。
「2段の滝」のすぐ先、C1280付近で沢は二股になっており、左沢に入る。小滝が続くようになり、それなりに楽しい。1つは左岸を高巻いたが、それ以外は水流の脇をサクサク行ける。
 この沢の醍醐味はやはり源頭の素晴らしさだろう。沢が北方向から北西方向に向きを変えてからが真骨頂。草原の中を小川が流れ、前方には扇状に稜線が広がる。やがて池塘群が出てきて、その美しさには声を失ってしまう。まさに「神々が遊ぶ庭」(カムイミンタラ)。これぞ、大雪ーという感慨を抱く。お花畑跡がそここに広がり、できるだけ踏まないよう、シカ道を歩いた。ニセコ・パンケメクンナイ川のパンケメクンナイ湿原をはるかに大きくした大湿原・草原が広がる。別名「ユウトムラウシ花園」と呼ばれているように、夏に来ればチングルマなどの大お花畑だろう。
 源頭の突き当たりは急な崖地になっており、その崖地には9月も中旬なのに雪渓がまだ残っていた。左に左にルートを取り、十勝連峰からの登山道に上がる。辺別川、美瑛川、ユウトムラウシ川の「3川」を分ける三川台(さんせんだい)にほぼ近い地点に、ほぼピンポイントで達することができた。
 登山道直下にテン場用に仕向けた裸地2か所があった。「ユウトムラウシ花園」を見下ろす絶好の場所だ。
 ここで大休止して、沢装備をザックにしまう。あとはだらだらと登山道を歩いて、南沼キャンプ指定地で、C②へ。稜線上からは「ユウトムラウシ花園」がきれいにのぞめ、感動もひとしおである。遡行時にはよく分からなかったが、一部しか見えなかった池塘が数多く点在しているのには驚いた。
 翌14日は、空身でトムラアタック。ゆっくり朝飯を食べて、トムラウシ南面の紅葉を楽しみながらトムラウシ温泉に下山した。(by kuroneko)

(by kuroneko)


下流域はこんな渡渉の連続だ。
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C1080C①で
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c1270の「2段の滝」
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小滝もそれなりに出てくる
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源頭の光景
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三川台近くの稜線から、ユウトムラウシ川の源頭を展望する
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南沼キャンプ指定地で
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登山道から見たトムラウシ山の紅葉
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登山道脇の紅葉
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by babishe2009 | 2014-09-18 06:36 | | Comments(0)
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札幌発バビシェ・マウンテン・クラブの活動記録です


by babishe2009
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