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ビーコンの周波数

雪崩用のビーコンの周波数は457kHzですが、±80Hzまでのズレが許容範囲です。
ビーコンは精密(?)機器なので振動や劣化などでズレる事があるそうです。
バビシェでは昨年の冬期救助訓練から周波数の簡易測定を実施していて、今年一番ズレていたビーコンは80Hzのズレでした。
では、周波数がズレたらどんな影響があるのでしょうか?

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DSPを使って簡易測定。
すべてのビーコンの電池は新品に交換してからテストしてみました。


写真上のF1フォーカスは-70Hzのズレを示しています。
先日測った時は80Hzのズレだったんですが?
ギリギリ許容範囲内です。

下はDSPズレはなしです。





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ズレたF1とズレのないDSPをそれぞれ発信にして、もう一台のDSPで受信して比較してみました。

先ずはビーコン同士が向かい合った状態で測定。
写真上がズレたF1、下がDSPです。
実際の距離が10メートル、表示距離が15メートルと誤差が大きいですが、2機種での差はあまりありません。
やはりビーコンの表示距離はあんまりあてになりません。
あくまでも目安ですので捜索の際は注意が必要です!






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実際距離3メートルの時も表示距離F1が3.9メートル、DSPが3.4メートルと大きな差はありませんでした。
数年前まで±120HzまでO.Kだった許容範囲が80Hzになったそうなので、もう少し変化が出るかと思っていたのに意外と大丈夫なものですね。









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3メートルからは2機種ともほぼ正確な距離を示し、隣接した状態ではそれぞれ0.3メートルを表示しました。
70Hzのズレは許容範囲内なので電波の発信に大きな影響はなく、万が一の埋没の際も問題なくサーチできそうです。







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念のために発信ビーコンの向きを変えても測定してもました。
結果はどの向きでも問題なし。
メーカーの説明ではズレが大きくなると受信できなくなったり、表示距離が大きくズレたりするそうですが、大幅にズレた時の話のようです。

古いビーコンや雑に扱っていると周波数がズレてる可能性があるので御注意ください!
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by babishe2009 | 2012-02-14 20:46 | 道具 | Comments(0)

近頃のビーコン事情

ビーコン購入&買い替えを考えている方へ今期発売(予定)のビーコン情報です。

高性能高価格かが進んでいた雪崩ビーコンですが、昨年ぐらいから高性能?でお値段控えめの3本デジタルが出始めました。(オルトヴォックスの3+やアルバのLINK、BCAのTRACKER2)
今期はGPS内蔵4本アンテナ?の超高級品もありますが、低価格化の流れも続いているようです。

昨年までの信頼度No1,2 MAMMUTの BarryvoxとPieps DSPの兼価版が登場予定です。
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MAMMUT Element Barryvox
まだまだ詳しい情報は少ないのですが、 PULSE Barryvoxのベーシックプロファイル機能のみを搭載したモデルで、画面もシンプルでアルバLINKっぽいかも?
機能は大分少なくなるようですが、お値段が¥39800とかなりリーズナブル。
ビーコンは実際に使ってみないと分からない部分が多いのですが今期の一押しで売り切れの予感大です。




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Pieps DSP-Tour
バビシェでも使っている人が多いDSPの兼価版
こちらは基本性能そのままで、ラフサーチができる機能と周波数チェック機能が無くなっただけのようです。
価格は¥49,350と安くはないですがDSPに比べるとお買い得。
ちなみにDSPはバージョンが6.2から7になるようです。
どこがどう変わるかは分かりませんが、別売りで発売される二次雪崩対策のトランスミッターが使えるようになるようです。
来月には続々と情報が入ってきそう。
買い替え予定は無いもののワクワクします。

                                                                                      早く雪降らないかな〜byタッキー
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by babishe2009 | 2011-09-12 19:31 | 道具 | Comments(0)

雪崩ビーコンの簡易テスト

訓練用にアナログビーコンを借りていたので、前から気になっていたテストをやってみました。
気になっていたのは、
どのビーコンも送信性能は変わらない?
それと、電池が減ると性能が低下する?

テスト場所は住宅地にある大きめの公園
比較機種はDSPとF1送信テストは両方とも電池は新品を使用しています。
結果はこんな感じ
比較したのが2機種だけですが、送信性能はそんなに大きな差はなさそうです。

が、問題は電池!
一度だけの簡単なテストなので測定誤差はありそうですが、電池で大きく性能が変わりそうです。

家を出る前に見たら90%だったのに山(寒い場所)だと70%を切っている!なんてことよくありませんか?
電池をケチると命に関わるかも知れません!
電池はこまめにチェックして減っていたら早めに交換しましょう!!

ちなみにPIEPSの最新ビーコン(日本では来期発売?)は4本アンテナでGPS内蔵
電池は充電式のリチウムイオンバッテリを採用しているようです。
性能は謎だらけですが、寒さに比較的強く、継ぎ足し充電できるリチウムバッテリーで、いつでも性能をフルに発揮できるのはいいかも?
メーカーでビーコン用に使える1.5Vの充電バッテリー出してくれないですかね〜。
 
byTッキー
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by babishe2009 | 2011-02-25 18:50 | 道具 | Comments(0)

ビーコン•クリニック

石狩りで開催されたPIEPSのビーコン•クリニックに参加してきました。
アナログ、2本デジタル、3本デジタルの10機種の最大受信距離と最小受信距離の計測と比較、縦埋没時の受信状況を確認してきました。
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送信にはフリーライドを使って、電波を拾えるところまで近づいて行って距離を測定。
ビーコンが正対した状態では予想どおりアナログビーコンが一番遠くで受信しました。(75m音だけ)
しかし、ビーコンの向きを90°まわして送信側と直角にしたとたんアナログビーコンと2本アンテナビーコンの受信距離は半分以下になってしまいました。
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3本アンテナデジタルのビーコンも数値は小さくなるものの影響は小さかった。
なぜかトラッカー2は酷い数字になっていましが、、、、
結果的にはやっぱりDSPの数値が良く45m/46m(普段は最大値がもっと大きいはずだそうです)ついでマムートのパルスバリヴォックス49m/36mとアルバのエボリューション3 41m/39m、オルトボックスの3+も34m/37m(?)と頑張っていました。
フリーライド、旧バリボックス、トラッカー2は最小が10mちょっとで捜索の際に注意が必要そうです。
前回のブログで書いた3+のスマートアンテナの実験もやってみたのですが、全く効果が確認できませんでした。

もう一つの実験として4mの棒の先にフリーライドを縦向きに付けて発信。
3mぐらいの埋没を想定して受信の確認をしました。
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発信ビーコンが縦埋没の場合、電波の形状の関係で2カ所に最大の受信点(デジタルの数値が最小)ができます。(ダブルマキシマム)

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写真の旗はビーコンごとに色分けされていて、アナログと2本アンテナのビーコンでは埋没点を絞り込めておらず、プロービングしても空振りです。
3本アンテナでもDSPとパルスバリボックス、エボリューション3(普段はピンポイントできないらしい)3+がピンポイントで絞り込めていました。
3本アンテナの場合はビーコンが計算してくれてピンポイントできるはずでしたが、今回の実験ではS1とトラッカー2は残念な結果になりました。

やはり各ビーコンごとでの性能差が大きいので1月の冬季訓練では最大、最小の受信距離の計測とダブルマキシマム、できればスパイク/ヌルの対策もやりたいと思っています。
冬山に行く皆さんできるだけ参加してください。

                                    byTッキー
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by babishe2009 | 2010-12-23 23:46 | 道具 | Comments(0)

最新ビーコン

やっと天気予報では雪マークで始めましたが、冬装備の準備はバッチリでしょうか?
何を買うにも高くて困る冬の道具ですが、特にビーコンが高価!
比較的安い機種は機能に不安があったりでとっても迷ってしまいます。

a0141678_18322375.jpg先日参加した雪崩セミナーではビーコンの新製品情報はなかったので日本での発売は来年か?と思っていたORTOVOXの3+売っている店もあるようです。
価格は税込みで44,100円と決して安くはないですが、最近の高性能ビーコンに比べるとだいぶん安い。
もちろん3本アンテナで複数埋没にも対応。


捜索範囲はちょっと狭めかもしれないですが、今までにない新機能もあるようです。
それはアンテナの方向が変わるスマートアンテナという機能です。
これは捜索用ではなく埋没した時に運悪くビーコンが縦向きに埋まった時でも平行に埋まった時と同じように電波を発信してくれるみたいです。
縦埋没だと極端に受信距離が短くなってしまう場合があるので心強い機能かもしれません。

【仕様・機能】
●マイクロプロセッサー制御 ○
●デジタル表示 ○
●デジタル+アナログ受信 ○アンテナ3本
●周波数 457kHz
●捜索有効範囲 約43m
●捜索コース幅 約40m
●使用電池/アルカリ 単三1個
●持続時間/送信時 約250H
●持続時間/受信時 約10H
●サイズ/舘×横×厚さ 122mm×73mm×27mm
●重量(グラム) 200g

海外での価格だとハイスペック機の2/3ぐらいの価格なので、これに負けじと競合他社も高機能低価格モデルを出してくれるかも?
来年のビーコン市場が楽しみです。

おまけでビーコンではないですが、SOTO(新富士バーナー)のガソリン•ストーブOD-1NPもかなり良さそうですね。
来春発売予定で、ガソリンなのにがプレヒート不要!
しかも、レギュラーガソリンを使ってもスス汚れがほとんどつかないらしい。
一昔前まではホームセンターでしか見なかったのにマイクロレギュラーストーブに続き海外でも大注目ブランドになったようです。
火力調節が利くかどうかは不明ですが、軽量コンパクト(150グラム)欲しくなりそうで怖いです。
                                                                                                                                 byTッキー
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by babishe2009 | 2010-11-12 19:12 | 道具 | Comments(2)

これは便利かも?

よく覗いているバックカントリー系のBBSでチラリと話題に出ていたアイテムがとても凄そう!

SPOT Satellite GPS Messenger
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http://www.findmespot.eu/en/
SPOTという衛星位置情報発信機です。
通常のGPSとは違い自分の位置を確認するためのものではなく、自分の位置を知らせる道具です。

GPS経由なので携帯や無線も届かない所からでもボタンを押すだけで事前に登録したメールアドレス(10件まで?)にGPS位置情報と簡単なメッセージを送れるそうです。
日本では使えなそうな機能もありますが、遭難や事故の際だけでなく、下山遅れでビバークする時などにもパーティーがいる正確な位置と最低限の情報を伝える事ができます。

価格は本体が海外サイトで120ドルぐらいと、通信料として年間99ドルが必要。
GPS携帯電話と比べると激安です。
しかも、追加で49ドル払うとトラッキング機能も付けれるようで、グーグルアースなどでほぼリアルタイムに行動中のパーティーのルートを確認する事ができます。
長い山行やハードな山行では持っていく人達だけでなく下山連絡を待つ人達にもありがたい道具だと思います。

まさに、山はハイテクだ!って感じです。
                                     byTッキー
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by babishe2009 | 2010-10-30 21:57 | 道具 | Comments(0)

三角巾のたたみ方

バビシェ・マウンテン・クラブでは山行の際に医療品と一緒に三角巾を持ち歩く事が推奨されています。
三角巾は怪我をした時の患部の固定や止血等様々な事に使える便利アイテムですが、いざというときに上手く使えるでしょうか?
今回は止血や固定に使う事の多い8折りを、すばやく、地面で汚さずにたたむ方法を紹介します。
練習していつでもできるようにしておいて下さい。

By遭対部T
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by babishe2009 | 2010-08-02 19:07 | 道具 | Comments(1)

クライミングロープ実験

自分の持って入るクライミングロープには、センターのマークが付いていません。
1本で懸垂下降するとき、マークがあればなぁ~って思います。
マジックで書きたくなります。でも、生と死の分岐点の中で、

「マジックの溶剤がロープの繊維を犯し、ロープの性能を著しく低下させる。」

っと書いてます。むむ~。どうしたものか・・

で、面白い実験をしているサイトを見つけました。

http://members2.jcom.home.ne.jp/sfr-ikup_r119jf/newpage7.htm

マジックはいかに!!
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by babishe2009 | 2010-05-01 10:29 | 道具 | Comments(0)

省エネ大作戦

某雑誌でMSRのガソリンストーブとjetboilのクッカーの組み合わせを紹介していました。
メーカーでは推奨していないかもしれないけど、気になっていたのでお試し。
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ほぼ同じサイズのアルミ製クッカーとjetboilクッカーに1リットルずつ水道水を入れて加熱してみました。

普通のクッカーは沸騰するまで約8分、jetboilは約4分で沸騰しました。
ほぼ半分の時間で沸騰するので、ガソリンはだいぶん節約できそう。

もう一つ利点があってゴトクにギザギザの滑り止めが付いてないウイスパーライトで鍋が滑り落ちそうになった事はないでしょうか?
jetboilクッカーだと底に付いている熱を集めるギザギザがピッタリハマって安定感が抜群です。
ラーメンぐらいしか作らない気もするけどいつか活躍させたいと思っています。
                                                                                                                byタッキー
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by babishe2009 | 2009-12-25 17:50 | 道具 | Comments(1)

エマージェンシーバック実験

近頃、例会や冬山の勉強会でよく登場する寝袋タイプのアルミ蒸着シートを使ってお試し実験をしてみました。
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方法は強風(13m/s)小雨のベランダでシートに包まってみるだけ。
根性無しなので測定時間は30分だけ、1分ごとに外気温と湿度、シート内の温度と湿度を測ってみました。

平均外気温4.6℃、湿度73.5% この時期にしては暖かいながら、風の為に体感温度は低く、じっとはしていられないぐらいでした。
シート内平均温度は11.9℃、湿度74%  快適な温度ではないながら、雨風をしのげるのであるのとないのでは雲泥の差です。

問題点としては、断熱効果は全く無いので、冷たい所に置くとダイレクトに冷たい。(マットを敷く等工夫が必要)
それと思いっきり蒸れます!
平均湿度では外と変わらないですが、実験開始時の61%からどんどん上がっていきました。
30分でシートの内側は水滴ができるぐらいにムレムレだったので、長時間のビバークだとびしょ濡れの可能性があります。
携帯電話の電波も若干邪魔をするようなので注意が必要かもしれません。

コンパクトで安いし、雨風から守ってくれるので、いざという時に持っていると絶対に役に立ちます。
でも、これさえ持っていれば快適にとはいかないようです。

おまけでシュラフカバー代わりにアルミシートを被せてみました。
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風を遮る分か、少しだけ暖かくなったけど、湿度は4%ほどアップ。
シートと寝袋の間は湿っぽくなっていました。
素直にゴアテックス等のシュラフカバーを使った方が快適に過ごせそうです。
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by babishe2009 | 2009-12-12 18:19 | 道具 | Comments(3)
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札幌発バビシェ・マウンテン・クラブの活動記録です


by babishe2009
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