積丹半島の奇峰「滝の沢~鉞(まさかり)山~カジ山沢」=2016年9月4日

積丹半島「滝の沢~鉞山(マサカリヤマ、779m)~カジ山沢」=2016年9月4日

■メンバー
フナ、半チャン、コバ、kuroneko(4人)
■タイム
珊内➡第1マッカ沢橋P5:59➡滝の沢出合6:15➡滝の沢c420地点9:45/10:10➡鉞山北コル11:02/11:15➡鉞山山頂12:35/12:57➡カジ山沢15:56/16:10➡珊内川本流出合17:28➡第1マッカ沢橋P17:40<下山>

神恵内村珊内(さんない)集落から見た鉞山
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  「まさかりかついで金太郎、クマにまたがりお馬のけいこ」。明治の唱歌に出てくる金太郎は、クマと相撲を取り、母に孝行する優しく元気な男児。そして肩に担いでいたのが鉞(まさかり)だ。
  鉞はもともと、戦闘用の武器として鎌倉時代に登場したそうで、斧(おの)の発展形だが、斧に比べて刃先部分が長い。
  積丹半島西部に位置する独特な頂稜部が印象的なピークが鉞山だ。鉞山山頂部は、両側がすぱっと切れ落ちており、その頂稜部がマサカリの刃になり、全長約400mある。長大な刃先は珊内集落から見ると奥行き部分となり、分かりにくい。
  ちなみに、昔の地図では、現在の滝の沢が湯ノ沢で、現在のカジ山沢が滝ノ沢になっていて、ややこしい。滝の沢(昔の湯の沢)は明らかに滝が多く、かつての地図表記が間違ってたということなのだろうか。 珊内川林道のゲートは開放されており、第1マッカ沢橋先まで車で入れる。

この日の軌跡
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   珊内集落から珊内川林道に入り、第1マッカ沢橋先の林道末端には登山者とみられる車2台が駐車していたので、橋の手前の広い場所に車をとめて林道末端まで歩き、測量用の刈り分け道を使って珊内川本流に降りた。
  先行記録を参考に、滝の沢を詰めて、山頂北の鞍部を目指し、あとは頂稜部を山頂までたどった。滝の沢には5~15m級の滝が6つあり、変化があって飽きさせない美渓だ。
  滝の沢C420から鞍部に延びる沢筋を詰めた。鞍部までは沢形だったので藪漕ぎは部分的だったが、鞍部上部から山頂、山頂から南西方向に延びる稜線上は、低木や根曲がり竹をつかんだり、かきわけたりの結構厳しい藪漕ぎを強いられる。
  山頂からは両サイドが急傾斜であるため稜線上を丹念に行くしかないが、一か所北側が真っすぐ切れ落ちたところがあり、この15mだけは南側側面をトラバースした。
  この頂稜からカジ山沢に抜ける斜面は濃密なブッシュにヤマぶどう類のツルが縦横無尽に走り、スピードががくんと落ち(100m進むのに15~20分くらいのペース)、えらく時間がかかってしまった。もっと早めにカジ山沢側に降りればよかった。
  カジ山沢は珊内川本流出合手前にある滝(標高差15m)以外は特に難しいところはなく、唯一のこの滝には右岸側に測量用の刈り分け道が付けられていた。この滝の下がすぐ珊内川本流で、対岸の第1マッカ沢をそのまま林道まで上がって下山した。
  遡行開始地点の標高が100mなので標高差700mもない低山だが、体力も含めた山技術の総合力を問われるなかなか手ごわい山、ルートであった。
  
  下山後は、珊内ぬくもり温泉で疲れを癒して帰宅に向かった。落ち着いたアットホームないい温泉だった。この温泉で、珊内岳(珊内川本流から往復)に入っていた知人4人パーティーと遭遇、双方とも林道に駐車していた車の持ち主を理解し、「あの車、そうだったのね」と合点がいった。(by kuroneko)

◆動画


滝の沢F1
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滝の沢F2
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滝の沢F3
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滝の沢F4
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滝の沢F5
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滝の沢F6
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滝の沢C420付近からみた頂稜の端っこ
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山頂北の鞍部へは沢形を詰める。ブッシュは薄い
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鉞山山頂は大岩がランドマークだ
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カジ山沢の滝(珊内川本流出合近く)。遡行(下降)部分ではこれ以外、滝はなかった
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滝の沢で随所にいたブドウマイマイ
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by babishe2009 | 2016-09-06 23:29 | | Comments(0)
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札幌発バビシェ・マウンテン・クラブの活動記録です


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