余市天狗岳(872㍍)=2013年3月17日
■メンバー
ひとみ、フナコッシ、taiki、マリッカ、朋、黒猫
■タイム
余市ダム8:50⇒余市天狗岳12:30⇒山頂直下12:50⇒余市ダム14:25(下山)
昨年2月、ルートを間違い、時間切れで引き返した一等三角点の山・余市天狗岳に、マリッカさん&朋ちゃんの強力コンビの参加をうけてリトライし、リベンジを果たした。ホワイトアウト、強風吹き荒れる中、雪壁をツボ足で登って登頂したと思われる(見回してもそこが一番高いと判断された)が、帰宅後にログを落としてみると、山頂手前までの軌跡となっており(それともGPSが間違っていたか)、正確には登頂になっていないかもしれない。水平距離でその差、たぶん20~30㍍くらいか。
余市町豊丘~余市ダムへの道路は昨年2月の時はC118地点までしか入れなかったが、今回は余市ダムの直下まで車で入れた。ダムの奥には稲倉石山(789㍍)周辺の稜線がキラキラ光っている。ダムの左岸に付けられた林道を進むと、双耳峰の余市天狗岳の山頂が顔をのぞかせた。このころはまだ晴れていたのだが、稜線近くでしきりに雪煙が舞っており、風の強さをうかがわせた。
林道分岐(湯内岳方面への道と沢に下降する道の分岐)からC418ポコ東の沢に入ろうとしてC546ポコ南の斜面に入り込んでしまい、もとに戻ってC418ポコ東の沢から尾根、沢、尾根、沢とまたぎながら天狗岳東のコルを目指す。このあたりから風をもろに受けるようになる。コルから山頂付近にかけてはダケカンバの疎林になっており、晴れていたら、爽快で滑りごたえのあるスロープが続く。
風を避けて稜線の南側の疎林帯を行き、やがて、鋭角的な山頂と思しき真っ白なピークが視野に入りそこを目指す。ピーク手前約30㍍でスキーを脱いでツボ・キックステップで雪壁を攀じ登った。壁をよじ登って平坦地に上がるも、体が吹き飛ばされそうな強風に、6人とも思わず這いつくばる。周囲を見渡すもここれ以上高い地点は見当たらなかった。
長く居られるような状況でなく、風が弱まる直下40-50㍍までスキーを引っ張って下がり、スキーを装着。南、東方向に滑降。天候状況がよくなかったが、コルまでの滑りはなかなか手ごたえがあった。あとは疎林帯を滑降、やがて行きに付けたトレースを使って林道へ。さらに林道でスキーを滑らせながらダム下に下山。
余市町内の燻香廊、かきざき商店でお土産を買いこんで、鶴亀温泉で汗を流して帰札した。
この日の軌跡
余市ダムの堤の下まで除雪されており、車で入ることができた。
余市ダム脇を行く
右端の高いピークが山頂だ
山頂東のコルにて
山頂目指して最後の登りを行く
あまりの強風に「山頂」にて這いつくばる
「山頂」を降りる
こんな疎林が続き、それを縫うように滑降する