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伊佐内川左股~積丹岳(1255㍍)=2012年8月25日

伊佐内川左股~積丹岳(1255㍍)=2012年8月25日
 パッポ隊長(L)、パプ丸、黒猫

■タイム
伊佐内川林道チェーンゲート前6:10⇒入渓6:27⇒c300二股7:10/25⇒c430二股8:35/50⇒藪こぎ突入12:37積丹岳山頂13:38/14:14⇒積丹岳休憩所16:05<下山>
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 24日に仕事を終えて帰宅し、23時過ぎに自宅を出発、約2時間かけて積丹岳休憩所前まで入り、一人で車中泊した。疲れもあってすぐに睡魔に襲われ、5時前に目覚めた。10分もすると林道を上がってくる車音が響き、パッポ隊長、パプ丸さんがやってきた。パプ丸さんとは、小樽・赤岩では会っていたが、これが事実上の初対面。ただパッポ隊長のブログによく登場するので、初対面という感じはなかった。夜には気づかなかったが、休憩所はなかなか整備された小屋だった。以前、スキーで来た時の印象では雪に埋もれて暗いイメージだったが、雪がないと思いのほか明るい小屋だ。
 黒猫車を積丹岳登山道2-3合目の中間に位置する小屋前にデポして、パッちゃんの車で伊佐内川林道に向かう。2・5万分の1地形図で林道が切れるところにあるダムが積丹町の水源地で、その脇に関連施設がある。その手前にチェーンがかけられており、車はチェーン脇に置いて6:10に歩き始めた。天気は上々、前方に積丹岳―北尾根がきれいに見える。林道わきにはススキが秋の気配を漂わせ、夏も終わりが近づいたことをうかがわせる。
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右岸の林道が橋で左岸に付け替えられてすぐに林道は終点となり、その脇から入渓した。出だしから、苔が目立ち、苔蒸した光景がずっと続く。さすがに豪雪の山・積丹岳の北面の沢、水量が多いなと感じた。小一時間歩いて地図上の水線の二股、C300分岐。右股を行けば3月にスキーで滑った右股源頭に出るが、ここは山頂に突き上げる左股を行く。
 C420の15㍍の滝は左岸を高巻く。滝の上で水流は二股に分かれるが、50㍍先でまた合流する。さらに少し行くと、C430二股で、右股には高さ10㍍の滝がかかり、左股には3mの滝かかり、左股を行く。
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その先は登れる滝やナメが次々と出てきて、シャワーを浴びながらの登りが続き、楽しい。特にC700付近の15㍍、5㍍、7―8㍍、5㍍の滝4連発はなかなか登りごたえがある。その後もバリエーションに富んだ渓相が続き、やがて水量も減り、沢が源頭の様相を呈し、水が切れてしばらくすると、草原に出る。
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しかしその草原の先にはササやぶ・灌木が広がっている。左方向に進路を撮れば夏道に早く出れそうな感じもするが、草原が一番広がり、沢状をなす中央のくぼ地を目指して進み、やがて根曲がりだけのササ林のトンネルをくぐることしばし、ついに藪こぎ状態に入る。悪戦苦闘の1時間の藪こぎを経て、ほぼ山頂に飛びだした時は、さすがに嬉しかった。積丹のヤブはさすがに濃い。
 登りだしから7時間半での登頂。夏の太陽がさんさんと降り注ぐ中、積丹岳山頂には心地よい風が吹きぬける。北島康介ばりに、超気持ちいい。3人でがっちり握手して、お互いの労をねぎらった。山頂からは余別岳、ポンネアンチシ山が指呼の間に見える。北に目を転ずれば、日本海だ。しばし、素晴らしい眺めに感じ入る。
 あとは整備された登山道を2時間下って、車デポ地点の積丹岳休憩所へ下山。
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登り口の車を回収して、古平町温泉保養センター「しおかぜ」で汗を流して、帰路についた。(by kuroneko)

by babishe2009 | 2012-08-25 22:30 |
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札幌発バビシェ・マウンテン・クラブの活動記録です


by babishe2009
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